ABC検査を行い「B」と分類されました。この結果は、がんのリスクは「無い」と判断してよいでしょうか?
2016年11月7日
ABC検査結果における診断は以下の表のとおりです。検査結果「B群」は ”がんリスクは低い”といえますが、年に1度程度の定期検査をおすすめいたします。
ABC分類 | A群 | B群 | C群 | D群 | E(HP)群 |
---|---|---|---|---|---|
ピロリ菌 (HP)抗体 |
- | + | + | - | -/+ |
ペプシノゲン (PG)値 |
- | - | + | + | -/+ |
胃がんの危険度 | 低 | 高 | ② | ||
胃の状態 | 胃粘膜萎縮は ない |
胃粘膜萎縮は 経度 |
胃粘膜萎縮が 進んでいる |
胃粘膜萎縮が 高度 |
除菌によりPG値 が改善しても 胃粘膜萎縮は 改善しない |
1年間の 胃がん発生頻度 |
ほぼゼロ ① |
1,000人に1人 ① |
500人に1人 ① |
80人に1人 ① |
③ |
画像検査 | 不要④ | 定期的に胃内視鏡検査を受ける。具体的には医師と相談。 | |||
ピロリ菌除菌 | 不要 | 不要 | 必要 | 他のHP検査で 陽性の場合 必要 |
除菌成功後なら 不要 |
①GHN1号、②除菌成功により胃がんの発生リスクが30%に低下(GHN26号)、③除菌後胃がんの48%が除菌後3年以内に34%が除菌後5年以降に発見(GHN26号)、④自覚症状のある人は必要、過去に画像検査を受けていない人は医師と相談(GHN22号)GHN:Gastro-Health Now (認定NPO法人 日本胃がん予知・診断・治療研究機構 機関紙)